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ものづくり道場  2017年

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2017/6/1「コミュニケーションの大切さ」

テーマ「コミュニケーションの大切さ」
講師 熊谷社長

今回のものづくり道場は熊谷社長の指導のもと、コミュニケーショントレーニングを実践。
いかに伝えることが大切であり難しいか、どうしたら相手にわかりやすい表現で伝えられるか、また聞き取りながら相手の伝えようとすることを理解できるかを2人1組で実践してみました。

Communication コミュニケーション
伝達、通信という意味で使うことが多いが、熱の伝導や感染も意味する言葉であり、生物や物体間で伝え共有することをいう。また、対人行動全般についての言葉としても使われる。

トレーニング開始します。
ペアワークで座席を指定し若手14名をピックアップします。
同様の図形が描かれた紙を2人1ペア用意します。

トレーニング開始

STEP1 ラジオでお絵描き
一方的に話すことを理解し図で表現する。
ルールは相手が見えない状況でラジオのパーソナリティがリスナーに語るように5分間、紙に描かれている図形や位置を解説。
相手はそれを聞きながら図形を表現し封をして提出。

STEP1 ラジオでお絵描き

STEP2 電話でお絵描き
お互いの顔や手元は見えず会話だけで図形を伝え理解する。
ルールは相手が見えない状況で、電話で会話するように5分間、伝えながら質疑応答を重ねて図形や位置を表現し提出する。

STEP2  電話でお絵描き

ベテラン社員が若手の奮闘を見学しながら感じたこと
短時間で効率よく解説するには、大まかなガイドラインとして紙のタテヨコを決めて4分割で位置や方向決め形状、寸法をよりわかりやすく解説。設計や営業など仕事柄寸法には強いので大きさや位置決めなどがスムーズになる。欲を言えば疑似形状などボキャブラリーの豊富さが重要ポイント。

ベテラン社員が若手の奮闘を見学しながら感じたこと

STEP3 これらの反省点を活かしさらに電話でお絵描き5分間
単語の表現に変化はみられる。
図形の位置や方向が適確に伝わる。
大きさもガイドラインを活用し3等分や4等分などの表現が出てくる。
寸法が具体的に○cm、形状も三角形や半円、3重丸、30Φなどの数単位など、左端から○cm、上下それぞれ5cmずつ空ける、などより具体的明確に共通のガイドラインで伝え、質問することでサンプルにより近い形状へと進化する。

お互いに共通の言語でやり取りをして形を作り上げる、まさにコミュニケーションの基本が身につく過程といえる。
結果が良好なペアといまひとつ伝わりきれていないペアを比較すると、言語表現の的確さの違いが顕著にみてとれる。

常に社内で会話をして連絡を取り合っているとしても、メール主体となりいまひとつ言葉で表現する、会話すること自体が少なくなっていることがコミュニケーションの希薄さの原因です。
クライアントや関連企業や部署、社内での調整など、コミュニケーションを重要視することは対話の重要性を改めて再認識することだと痛感する講義内容でした。

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