お知らせ
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2020/9/5お知らせ熱処理事業部から「女子目線」で得意な技術を紹介します
第1弾 ショットブラスト
秦部長の開発した金属の熱処理技術によって、装置の超寿命化や精度につながることが評価されました。
ショットブラストについてご紹介します。ショットブラストは、金属熱処理後の酸化膜の除去、バリ取り、表面研削に使用されます。見た目は、綺麗な光沢のない梨地のドライな仕上がりです。ハイテック精工では、金属熱処理だけではないので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
写真:左側は使用前、右側は使用後です。
第2弾 SKD ダイス鋼について
SKD11とSKD61の違いについて調べてみたのでご紹介します。SKDとは、ダイス鋼とよばれている合金工具鋼です。(SK材に、Cr、Mo、Vが添加された材料です。)SKD11は、高硬度、耐摩耗性に優れた鋼材で、主に冷間金型用に使用されます。(冷間金型用:プレス型、転造ダイス、ホーミングロール)SKD61は、耐熱性、耐衝撃性に優れた鋼材で、主に熱間金型用に使用されます。(熱間金型用:プレス型、ダイカスト型、押出工具)一般的硬度として、SKD11→HRC58~62°SKD61→HRC45~53°で使用されることが多いです。同じ硬度のSKD11とSKD61で使用した場合、SKD61の方が耐衝撃性に適しているので、SKD11が破損する可能性が高いです。使用目的によって、材質を使い分けることが必要です。金属加工・熱処理でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
第3弾 お客様訪問でコミュ力アップ!
納品の為お得意先を訪問しました。ハイテック精工ではデリバリーカーでの宅配サービスがあり、定期的に千葉(茂原・松戸・成田)、東京(江戸川区・大田区)方面など、近隣地域のお客様を訪問しています。お客様とのやりとりが電話だけでなく、訪問して直接お話しさせていただくことで、安心感をもっていただけたらと思います。
また、遠距離地域のお客様までカバーする宅配便もあります。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。車を運転する時は、安全運転を心がけましょう。
第4弾 サブゼロ
サブゼロ処理についてご紹介します。サブゼロ処理とは、焼入を行った鋼材をマイナス温度に冷却する熱処理方法です。鋼に焼入をした時に存在する、残留オーステナイトを-100℃の低温に冷却することでマルテンサイトに変態させ、経年変化の減少を目的としています。また、当社ではより低温(-180℃まで)で行う、超サブゼロ処理も対応可能です。工程内容は、焼入直後に液化窒素をガス化して-100℃まで冷却し、約1時間保持します。(形状が複雑なワークは、-50℃→-100℃と段階的に処理します。)保持後、霜が溶けるまで湯に戻し、焼戻し後に強くてより精度の高い金属になります。金属加工・熱処理でご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
第5弾 浸炭焼入について 1
浸炭焼入について、ご紹介します。鋼の表面に炭素を拡散浸透させる処理で、耐摩耗性の向上させる効果があり、表面のみを硬く丈夫にするための表面熱処理法です。主に、SC材,SCM415,SCM420等の低炭素鋼に使用されます。また、浸炭防止(防炭)という、一部に硬度が入らないようにする処理もあります。鋼の表面に防炭剤を塗り浸炭焼入を行います。これにより、浸炭された部位に比べて硬度が低くなり、ネジ部を硬化させないことや後工程のネジ加工等、追加工が可能な高度にすることができます。次は、浸炭焼入を実際に行って硬さを測定してみようと思います。金属加工・熱処理でお困りのことがございましたら、ご気軽にご相談ください。
第6弾 浸炭焼入について 2
浸炭焼入について、今回もご紹介します。実際にSCM415のテストピースを防炭処理して浸炭焼入を行いました。ロックウェル硬さ試験機で測定した結果は、防炭なし HRC62 、防炭あり HRC32 でした。防炭部は浸炭部に比べて、硬度が低くなっていました。ビッカース硬度計で、測定した結果は、写真の通りで、有効硬化層は、約1.05mmでした。浸炭焼入は表層部が硬く(炭素量が多いため)、内部は柔らかい(炭素量が少ないため)状態にし、耐摩耗性と靭性を両立させることができます。金属加工・熱処理でお困りのことがございましたら、ご気軽にご相談ください。
秦部長の開発した金属の熱処理技術によって、装置の超寿命化や精度につながることが評価されました。
ショットブラストについてご紹介します。ショットブラストは、金属熱処理後の酸化膜の除去、バリ取り、表面研削に使用されます。見た目は、綺麗な光沢のない梨地のドライな仕上がりです。ハイテック精工では、金属熱処理だけではないので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
写真:左側は使用前、右側は使用後です。
第2弾 SKD ダイス鋼について
SKD11とSKD61の違いについて調べてみたのでご紹介します。SKDとは、ダイス鋼とよばれている合金工具鋼です。(SK材に、Cr、Mo、Vが添加された材料です。)SKD11は、高硬度、耐摩耗性に優れた鋼材で、主に冷間金型用に使用されます。(冷間金型用:プレス型、転造ダイス、ホーミングロール)SKD61は、耐熱性、耐衝撃性に優れた鋼材で、主に熱間金型用に使用されます。(熱間金型用:プレス型、ダイカスト型、押出工具)一般的硬度として、SKD11→HRC58~62°SKD61→HRC45~53°で使用されることが多いです。同じ硬度のSKD11とSKD61で使用した場合、SKD61の方が耐衝撃性に適しているので、SKD11が破損する可能性が高いです。使用目的によって、材質を使い分けることが必要です。金属加工・熱処理でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
第3弾 お客様訪問でコミュ力アップ!
納品の為お得意先を訪問しました。ハイテック精工ではデリバリーカーでの宅配サービスがあり、定期的に千葉(茂原・松戸・成田)、東京(江戸川区・大田区)方面など、近隣地域のお客様を訪問しています。お客様とのやりとりが電話だけでなく、訪問して直接お話しさせていただくことで、安心感をもっていただけたらと思います。
また、遠距離地域のお客様までカバーする宅配便もあります。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。車を運転する時は、安全運転を心がけましょう。
第4弾 サブゼロ
サブゼロ処理についてご紹介します。サブゼロ処理とは、焼入を行った鋼材をマイナス温度に冷却する熱処理方法です。鋼に焼入をした時に存在する、残留オーステナイトを-100℃の低温に冷却することでマルテンサイトに変態させ、経年変化の減少を目的としています。また、当社ではより低温(-180℃まで)で行う、超サブゼロ処理も対応可能です。工程内容は、焼入直後に液化窒素をガス化して-100℃まで冷却し、約1時間保持します。(形状が複雑なワークは、-50℃→-100℃と段階的に処理します。)保持後、霜が溶けるまで湯に戻し、焼戻し後に強くてより精度の高い金属になります。金属加工・熱処理でご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
第5弾 浸炭焼入について 1
浸炭焼入について、ご紹介します。鋼の表面に炭素を拡散浸透させる処理で、耐摩耗性の向上させる効果があり、表面のみを硬く丈夫にするための表面熱処理法です。主に、SC材,SCM415,SCM420等の低炭素鋼に使用されます。また、浸炭防止(防炭)という、一部に硬度が入らないようにする処理もあります。鋼の表面に防炭剤を塗り浸炭焼入を行います。これにより、浸炭された部位に比べて硬度が低くなり、ネジ部を硬化させないことや後工程のネジ加工等、追加工が可能な高度にすることができます。次は、浸炭焼入を実際に行って硬さを測定してみようと思います。金属加工・熱処理でお困りのことがございましたら、ご気軽にご相談ください。
第6弾 浸炭焼入について 2
浸炭焼入について、今回もご紹介します。実際にSCM415のテストピースを防炭処理して浸炭焼入を行いました。ロックウェル硬さ試験機で測定した結果は、防炭なし HRC62 、防炭あり HRC32 でした。防炭部は浸炭部に比べて、硬度が低くなっていました。ビッカース硬度計で、測定した結果は、写真の通りで、有効硬化層は、約1.05mmでした。浸炭焼入は表層部が硬く(炭素量が多いため)、内部は柔らかい(炭素量が少ないため)状態にし、耐摩耗性と靭性を両立させることができます。金属加工・熱処理でお困りのことがございましたら、ご気軽にご相談ください。