熱処理事業
ハイスソルトバス焼入(塩浴焼入)
月曜日から金曜日まで毎日処理
小物品は最短当日返送、部分焼入にも対応
対応可能鋼種
- タングステン系ハイス、モリブデン系ハイス、粉末ハイス、マトリックスハイス、ダイス鋼、マルテンサイト系ステンレスの熱処理。
有効寸法
- φ350㎜×450㎜で長尺物にも対応致します。
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最適な加熱温度と保持時間
- ハイスソルトバス炉はバッチ処理の真空炉と違い、ワークごとに加熱温度・保持時間を設定が可能です。細かな硬さ指定にもお応えできる、迅速性と柔軟性を持った熱処理であり、少量多品種・短納期の処理に向いています。材質・サイズ・硬さに応じて、最適な加熱温度と保持時間を設定。熱間工具鋼には、過酷な条件下で使用したときに違いが出る二段冷却方法にも対応可能です。
ソルトバス焼入は真空焼入と比較すると、見た目はいまひとつながら、材料の性能をフルに引き出すことが可能な熱処理方法です。
- ハイスソルトバス炉はバッチ処理の真空炉と違い、ワークごとに加熱温度・保持時間を設定が可能です。細かな硬さ指定にもお応えできる、迅速性と柔軟性を持った熱処理であり、少量多品種・短納期の処理に向いています。材質・サイズ・硬さに応じて、最適な加熱温度と保持時間を設定。熱間工具鋼には、過酷な条件下で使用したときに違いが出る二段冷却方法にも対応可能です。
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焼割れ・曲り/歪み・焼むら対策
- 製品を塩浴中に浸漬(吊り下げ)させるため、針金で製品を縛ります。この縛りが悪いと焼曲りにつながりますので、熟練技術者が製品形状からバランス等を考慮し、手作業で一点ずつ製品を縛っていきます。高合金鋼であるハイスは熱伝導率が悪い為、いきなりオーステナイト化温度には昇温させずに二段予熱を行い、製品温度の不均衡による変形や割れを防止します。焼入加熱には高温ソルトバス炉で急熱し、酸化・脱炭を防ぎます。さらに焼入冷却にはソルトバス熱浴炉(520℃~540℃)を使用し、焼割れ・歪みを防ぎます。ハイスの熱処理では、焼戻しによって硬くなる二次硬化という現象が起こるので、2~3回の焼戻しが必要となりますが、複数のソルトバス熱浴炉(540℃~600℃)を使用し、確実な焼戻しにより焼割れ・歪みを防ぐと共に短納期を実現します。長尺物等、焼入で曲がってしまった製品も、熟練技術者が手作業で矯正、板物にはプレステンパーも実施致します。