浸炭焼入｜熱処理事業｜ハイテック精工株式会社

熱処理事業

浸炭焼入（ガス浸炭）

対応可能鋼種

有効寸法

耐摩耗性と靭性の両立
- 浸炭焼入は主に肌焼鋼（低炭素鋼）の処理に用いられ、加熱炉内の炭素濃度をコントロールされた雰囲気ガス中に保持することで、製品の表面から炭素を浸透拡散させ、その後焼入することで製品表面に硬化層を作ります。表面は耐摩耗性のある組織、内部は靭性を持った組織となり、耐摩耗性と靭性を兼ね備えます。
  ※ネジ部、ネジ穴部、下穴部等、硬さを入れたくない部分には、防炭処理も可能です。
焼割れ・曲り/歪み・焼むら対策
- 治具付けの良し悪しが、焼割れ、焼曲りにつながる為、熟練技術者が製品形状からバランス等を考慮し、最適な治具付けを行います。焼入冷却には180℃の低温ソルトバス炉を使用し、肉厚部品でも深部まで焼きが入ります。さらにマルクエンチ方式なので焼割れ、歪み、硬さむらが少ないことが特徴です。長尺物等、焼入で曲がってしまった製品も、熟練技術者が手作業で矯正、板物にはプレステンパーも実施致します。
  ※機械加工や溶接によって蓄積された内部応力を取り除く、応力除去焼鈍にも対応致します。